東京五輪の7人制ラグビー女子日本代表候補が、4月2日からドバイで開かれる国際大会に出場する。「全員が動いてボールを動かすのが日本の武器」と意気込む横浜市出身の小出深冬(アルカス熊谷)も遠征に帯同。海外勢との実戦を通じて現在地を確かめ、開幕まで4カ月を切った本番へチーム力を高めていく。
コロナ禍で中止が相次いだ国際大会に日本が出場するのは昨年2月以来。五輪を見据えた久々の海外遠征にメンバーは喜びとともに、代表入りへ激しさを増す選考争いに表情を引き締める。
2大会連続の五輪舞台を目指す小出にとって、これまでの道のりは長く険しいものだった。