神奈川県サッカー協会は9日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、10日に開幕を予定していた「日産カップ争奪第47回県少年サッカー選手権」(県サッカー協会・神奈川新聞社主催、日産自動車特別協賛、横浜マリノス・日産神奈川グループ協賛)の中止を決めた。
県協会によると、1都3県に緊急事態宣言が再発令されて公共施設などの使用禁止が相次ぎ、ブロック予選32会場の確保が困難になった。県内では9日に過去最多の999人の感染者が確認されており、現時点では収束を見通せないことから選手の安全面も考慮。同日のウェブ会議で中止を決めた。
同協会4種少年少女部会の担当者は「6年生にとっては最後の大会。何とかやらせてあげたかったので残念だ。ただ、彼らのサッカー人生は始まったばかり。中止にめげず、中学、高校と頑張ってサッカーを続けてほしい」とコメントした。
ことしの大会は当初から感染予防のため規模を縮小。高学年の部のみを実施する予定で、481チームがエントリーしていた。