
磨き上げた波状攻撃で優勝経験のある常連校を制圧した。36─7のスコア以上に桐蔭学園の戦いは盤石だった。
試合数増加に伴い、通常より10分短い25分ハーフで行われた1回戦。藤原秀之監督(52)が「2、3本取らないと流れに乗れない」と振り返ったように、14─0で迎えた後半2分のトライが試合を決めた。
相手キックをナンバー8の主将佐藤が自陣でキャッチ。右、左、右へと素早く展開し、最後は再び佐藤が力でねじ込んだ。5分後には10フェーズの連続攻撃でWTB三好がインゴール右中間へ。伝統の「継続ラグビー」を発揮した。
試合中の自信、攻撃のリズム生む
桐蔭、連覇へ好発進 波状攻撃「強豪に勝って強くなる」
【桐蔭学園―茗渓学園】後半、桐蔭学園の佐藤が自身この日2本目のトライを決め、19―0とする=花園 [写真番号:462219]
【桐蔭学園―茗渓学園】後半、桐蔭学園・中山(右)のオフロードパスが三好(左)につながりトライが決まる=花園 [写真番号:462220]