第100回全国高校ラグビー大会が27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来年1月9日の決勝まで全試合を無観客で開催。開会式も実施しない、異例の大会が始まる。
記念大会として史上最多の63校が参加。従来の都道府県51代表に加え、全国各ブロック大会を制した9校、近年の予選参加校数が多い埼玉、愛知、福岡からは2校が出場する。12月27、28日の1回戦から前回大会覇者の桐蔭学園(神奈川)や準優勝の御所実(奈良)などシード校が登場。1月3日の準々決勝、5日の準決勝は抽選で対戦カードを決める。
試合会場に入れるのは選手、監督ら関係者を含め1校40人までで、保護者の入場は認められない。会場となる大阪府や、全国に緊急事態宣言が出た場合は、開催の可否を検討する。
全国高校ラグビー大会は、全国高等学校体育連盟や日本ラグビー協会、大阪府などが運営に携わっている。
2校とも「先手必勝」
桐蔭は27日、東海は28日に登場 全試合無観客で開幕
初戦に向けて入念に戦術の確認を行う桐蔭学園フィフティーン=神戸市内 [写真番号:461269]
30大会ぶりの初戦突破へ実戦練習に励む東海大相模の選手ら=大阪市内 [写真番号:461270]