
日本のバタフライをけん引するのは、神奈川勢だ。8月31日から4日間行われた競泳の日本学生選手権。7月の世界選手権男子200メートルバタフライ代表の本多灯(21)=イトマン東京、日大4年=と同女子代表の三井愛梨(19)=横浜サクラ、法大1年=がそれぞれ圧倒的な力を見せた。日本トップスイマーらが世界との差を思い知らされた夏から1か月あまり。2人のホープは来春のパリ五輪代表選考会へ再出発を切っている。(泉 光太郎、写真も)
エースの自覚漂う本多
明るい表情の裏に、エースの自覚が感じられる。世界選手権男子200メートルバタフライ3位の本多は学生最高峰レースで4連覇を達成。「こんなにうれしいとは思わなかった。(バタフライで)自分をレペゼン(主張)できるようにしてきた」
パリ五輪へ日本バタフライけん引 神奈川勢の本多と三井
日本学生選手権男子200メートルバタフライで4連覇を飾った本多=1日、東京アクアティクスセンター [写真番号:1188842]
1年生ながら日本学生選手権女子200メートルバタフライを制し、パリ五輪に向け再出発を切った三井=1日、東京アクアティクスセンター [写真番号:1188843]