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アイスホッケー・アジアリーグ:子どもたちの誇りに、HC日光アイスバックスのGK小野航平(武相高出身)

スポーツ | 神奈川新聞 | 2011年9月27日(火) 17:01

GK教室で子どもたちを指導する小野=新横浜スケートリンク
GK教室で子どもたちを指導する小野=新横浜スケートリンク

17日に開幕した、日中韓の7チームがしのぎを削るアイスホッケー・アジアリーグで、ただ一人、県内高校出身の選手がプレーしている。今季からHC日光アイスバックス(栃木県日光市)に入団した小野航平(23)。相模原市や横浜市で活動するジュニアチーム「アイリンズ」で初めてスティックを握り、武相高、早大と歩んだゴールキーパー(GK)だ。北海道など“本場”出身の選手がほとんどを占める日本アイスホッケーの最高の舞台で、成功を目指して奮闘している。

片膝をついて子どもの頭に手を乗せ、やさしく話し掛ける。その姿に人柄がにじんだ。今夏、新横浜スケートセンターで開かれたGK教室の一こまだ。

「パックに正対してシュートを防ぐのが基本」「必ず体よりも先にスティックで止めにいくこと」。小野は身ぶりを交え、子どもたちに熱っぽく語り掛けた。

カーボン製のスティックから放たれるパックのスピードは、時速170キロを超える。GKに求められるのは「反射神経と氷上でのバランス感覚」。そう話す小野自身、ゴム製バランスボールに延々座り続けられる能力の持ち主だ。

武相高ではインターハイ2年連続16強入りに貢献し、早大では1年から正GKに。3年時にはインカレのベストGKに輝いた。そんな逸材でも、即通用するほどアジアリーグは甘くない。チームの正GKには元NHLプレーヤーの福藤豊(29)が座っている。

「やはりパワーが違う。シュートが速い。正確なポジショニングをするため、いち早くシュートコースを読む洞察力が必要」。福藤をお手本に、レベルアップを図る毎日だ。

小1の時、友人に誘われて始めたアイスホッケー。ど派手にペイントした防具の格好良さに引かれ、小4で志願してGKに転向した。

神奈川でプレーしてきたからこその“強み”がある。全国大会に出場すれば、対戦相手の多くが格上。「北海道などの強豪チームと対戦すると、一方的に攻められる。ゴーリーとしてそれを防ぐのが楽しかった」。防戦一方の展開で、おのずと腕が磨かれた。

当時の憧れは、新横浜を拠点にしていたコクドの名GK岩崎伸一。日本のアイスホッケー人気は停滞気味で、ホームゲームに多くの観客が詰め掛けたあのころの熱気は、今の神奈川にもない。それはさみしいが、神奈川育ちの唯一のアジアリーガーであることは誇りだ。「自分のプレーを見て、神奈川の子どもたちが、自分もアジアリーガーになれるんだと頑張ってくれたら」と願う。

初の“凱旋(がいせん)試合”は11月5、6日。生まれ育った新横浜のリンクで、晴れ姿を披露するつもりだ。

小野 航平(おの こうへい)横浜市瀬谷区出身。町田市立南中―武相高―早大。180センチ、71キロ。

◆アイスホッケーアジアリーグ 日本4、韓国2、中国1の計7チームが参加。3カ国の計15都市を会場に、6回戦の総当り(1チーム36試合)で行う。今シーズンは9月17日に開幕し、来年3月25日まで。県内では11月5、6、19、20日に新横浜スケートセンターで試合がある。

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