高校生のスポーツの祭典、全国高校総合体育大会(インターハイ)は28日、青森市の新青森県総合運動公園マエダアリーナで総合開会式を行って開幕した。
11番目に登場した神奈川選手団は、旗手を務めた山北ソフトテニス部の柳川隆主将を先頭に、選手役員30人が笑顔で足並みをそろえて行進した。
東日本大震災の被災地での開催となった今大会。神奈川の選手と役員は、それぞれ「特別な思い」で臨む決意を語った。
旗手を務めた柳川は「今年はただのインターハイではない。同じ高校生で被災した人もいる。そういう方々の思いも感じながら試合に臨みたい」。開会式を終えるとすぐ、29日からの競技に備えて練習した。
諏訪部泰樹団長(59)は「被災地の高校生と心を一つにして競い合い、友情を結んでほしい」。テニスや柔道、剣道、水泳、陸上などを期待競技に挙げ「一つでも多く優勝してほしい」と話した。
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