県川崎競馬組合は8日、勝馬投票券(馬券)の発売や払い戻しに関する管理システムに障害が発生したため、川崎競馬場で同日開催予定だったレースをすべて中止したと発表した。システム障害で全レースが中止になったのは、同競馬場では初めて。大きな混乱や客とのトラブルはないという。
同組合によると、システム障害は同日午後1時ごろ発生。馬券を購入しても、投票数がカウントされずオッズにも反映されない事態となった。原因は不明。
同競馬場では、この日午後3時半から計11レースの開催を予定していたが、すべて中止。場内発売は開始前だったが、一部券売機やネット投票はすでに始まっていたため、購入者には返還に応じている。川崎、大井、船橋、浦和の南関東4競馬場は、馬券発売に統一のシステムを使用。10日には大井競馬が開催される予定で、復旧作業を進めている。
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