藤沢市北部の緑豊かな田園風景を疾駆する自転車ロードレース「サイクルチャレンジカップ藤沢2017」が26日、慶応大学湘南藤沢キャンパス(SFC)と周辺道路で開かれ、県内外からアマチュア選手ら約600人が出場した。迫力あふれるレースを展開する選手に沿道の観戦客から大きな声援が送られた。
市北部の魅力を発信し、観光振興と地域活性化を促進する狙いで、同実行委員会の主催。3時間以内で周回数(1周約4・3キロ)を競うエンデューロ種目で行われた。市街地コースの自転車レースとしては関東随一の規模という。
3回目の開催で、初めてSFC内も周回コースに設定され、研究・教室棟などが立ち並ぶキャンパス内や、富士山を正面に望む公道コースを自転車が高速で駆け抜けた。
ソロ部門第1位の会社員、高橋利尚さん(26)=横浜市瀬谷区=は「テクニカルなコースだったので積極的に前に出た。狙い通り優勝できた」と話していた。
また、地元の新鮮野菜や特産品などの販売ブースも人気を集め、選手や来場者でにぎわっていた。