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神奈川大学野球秋季リーグ開幕
神大が春の王者に先勝

スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年9月1日(木) 10:03

散発4安打1失点で完投し、初戦を勝利で飾った神奈川大・濱口=横浜スタジアム
散発4安打1失点で完投し、初戦を勝利で飾った神奈川大・濱口=横浜スタジアム

 神奈川大学野球秋季リーグが31日、横浜スタジアムで開幕し、桐蔭横浜大-神奈川大、横浜商大-鶴見大の1回戦2試合を行った。神大は延長タイブレークの末、桐蔭大に2-1で勝ち、商大は7-6で鶴見大を下した。

 試合前には開会式が行われ、桐蔭大の小野瀬大勝主将(4年)が選手宣誓。神大はエース左腕濱口遥大(4年)が散発4安打1失点で完投し、タイブレークの延長十回に押し出し四球で勝利した。商大は同点の七回に秋山凌(1年)の適時二塁打などで勝ち越した。

 秋季リーグは10月15日からの最終週まで行われ、上位2校が明治神宮大会につながる関東地区予選の出場権を獲得する。第1週第2日は9月1日、同スタジアムで鶴見大-商大、神大-桐蔭大の2回戦を行う。

夏の成長示す

エース濱口10K完投


 神奈川大のエース濱口が、秋6連覇を狙う今春の覇者・桐蔭横浜大に開幕戦で立ちはだかった。タイブレークを含めて10回を投げ抜き、散発4安打10奪三振1失点。今春の対戦でもタイブレークで敗れた相手だっただけに、左腕は「絶対に負けちゃいけない相手。とにかく気持ちで投げた」と勝利をかみしめた。

 四回に1点を先制されるも、以降は最速146キロの切れのある直球を軸にカーブやスライダーなどで緩急をつけ、三塁を踏ませない。タイブレークの延長十回も、先頭打者を内角の直球で併殺打に仕留めて切り抜けた。

 今春はリーグ最多の71イニングを投げたものの、3勝4敗と負け越し、チームは5位に沈んだ。この夏は「もっと進化したい」と、自身の登板した試合の動画を見返してフォームの研究を重ねてきた。「今までは力任せに勢いで投げていた。足をゆっくり上げたり、クイックを使ったりして、フォームに緩急をつけるようにした」という成長を示した投球に、古川祐一監督(47)も「コントロール重視で力を抜いて投げてくれた。年々成長してくれている」と評価する。

 大学日本代表には3年連続で選出され、今夏も日米大学野球で活躍。ドラフト候補としてアピールできる最後の機会になる大学最後のリーグ戦が幕を開け、「勝ちたい気持ちしかない。必ず自分たちの代で全国(神宮大会)に行く。チームのためにできることをやるだけ」。エースの目は燃えている。

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