さすがはサッカーの本場だ。本格的に競技がスタートした大会第2日。柔道会場のカリオカアリーナでは、カナリア色の黄色いブラジル代表のユニホームがスタンドで揺れていた。
足を踏みならして選手名を連呼し、「オーレ、オレオレオレ」のチャントで全ての音をかき消す観客たち。ここが柔道場であることをついつい忘れてしまう。
そんなラテンの熱狂的な声援を開催国の次に浴びたのは日本勢だった。日系移民が多い間柄もあってか、男子60キロ級の高藤が登場すれば「ガンバ-レ、タカトー」のエール。女子48キロ級の近藤ともども、銅メダル獲得をアシストしてくれた。
ブラジルのお家芸がサッカーならば日本はもちろん柔道。ここからメダルラッシュで「ジャポーン」の大合唱を呼んでほしい。