林と鶴岡が首位発進 県アマチュア選手権2016
スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年6月30日(木) 02:00
ゴルフの県アマチュア選手権2016、女子の部決勝は29日、大磯町のレイクウッドゴルフクラブ・東コース(6317ヤード、パー72)で開幕し、138選手が18ホールストロークプレーで競った。19歳の林菜乃子(湯河原)と湘南学院高2年の鶴岡果恋(横浜)が2アンダーの70で並び、首位発進した。
3位には1打差の71で回った前回覇者の石倉佳那子(横浜)と湘南学院高3年の原英莉花(同)が続いた。最終日は30日、出場全選手で争う。
林 プロに向け弾みを
林が2アンダーの70で首位に立った。昨年4位からの躍進を目指す19歳は「狙っている試合だったので、なんとか耐えることができた」と笑顔を見せた。
「調子が良かった」というアウトスタートの1番からいきなりバーディーをもぎ取ると、前半最後の9番(540ヤード、パー5)。3打目をピン手前約2メートルにつけ、バーディーパットをきっちり沈めた。「後半に向けていい流れをつくることができた」と納得の表情だ。
プロテストの第2次予選を今月通過し、来月には最終選考が控える。
プロになれば、大会に出場するのは今年が最後となる。最終日に向けて林は「プロテストに弾みをつける意味でも、最高の形で終えることができればうれしい」と優勝を高らかに宣言した。
鶴岡 ショット良かった
鶴岡が首位タイで初日を終えた。「最近調子が悪かったので、きょうはいいゴルフができて良かった」と頬を緩めた。
見せ場は前半の7番(140ヤード、パー3)だった。1打目をピンそば約10センチにつける好ショット。「ホールインワンになるかもと思った」鶴岡は、その勢いのまま、続く8番でもバーディーを奪い前半を2アンダーにまとめた。
将来の夢はプロゴルファー。憧れは松山英樹だ。「松山選手のようにアメリカのツアーに出て活躍できる選手になりたい」と胸を躍らせる。
昨年は7位に終わった決勝の舞台。リベンジに燃える16歳は、「きょうはショットは良かったけどパットが入らない場面があった。しっかり修正して優勝を狙う」と意気込んでいた。