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河崎(平塚学園高)決勝へ段違い平行棒

スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年6月5日(日) 02:00

段違い平行棒で演技する河崎真理菜(平塚学園高/とらい体操ク)=国立代々木競技場・第一体育館
段違い平行棒で演技する河崎真理菜(平塚学園高/とらい体操ク)=国立代々木競技場・第一体育館

 体操のリオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本種目別選手権第1日は4日、東京・国立代々木競技場で予選が行われ、男子は床運動と跳馬の予選を免除されている白井健三(日体大)が平行棒と鉄棒に出場し、平行棒は14・900点で13位タイ、鉄棒は13・550点の20位でいずれも予選敗退した。白井の同級生で岸根高出身の内田龍真(同)は、床運動で15・000点をマークして4位タイ、跳馬は14・925点の6位タイでともに決勝へ進出した。

 女子は平塚学園高2年の河崎真理菜(とらい体操ク)が段違い平行棒で13・850点をマークして3位で決勝へ進出。平均台は13・400点で8位タイに入ったが、技の出来栄えを示すEスコア(実施点)の差で、上位8人に与えられる決勝の切符を逃した。

 男子のあん馬は2013年世界選手権金メダルの亀山耕平(徳洲会)が15・400点、鉄棒は田中佑典(コナミスポーツ)が15・350点でそれぞれトップ通過した。決勝は5日に行われる。

 女子は宮川紗江(セインツク)が跳馬で14・975点の首位、床運動で14・750点の2位。段違い平行棒は内山由綺(スマイルク)が14・000点で、代表候補の寺本明日香(中京大)と並んで首位通過した。

 男子は内村航平、加藤凌平(ともにコナミスポーツ)以外の代表残り3枠を争い、女子は代表候補7人のうち残り4人が選ばれる。

自分の技 信じ抜く


 ただのファイナル進出ではなかった。五輪代表が懸かる最後の大会。河崎は得意の段違い平行棒でバーをつかみながら「落ちるかもしれない」と何度も恐怖心に駆られたという。それでも、自分の技を信じ抜いた。

 すらりと伸びた手足で大きく旋回し、バーからバーへとダイナミックに飛び移る。落下のリスクの高い高難度の「マロニーハーフ」は中学2年からはじめ、体になじんでいた。

 鮮やかに決め、流れに乗った。13・850点は堂々の3位。出来栄えを示すEスコア(実施点)は全体の2位タイとなる8・050点。「絶対に落とせない」という決勝の切符をつかんだ。

 このファイナル進出が夢舞台への道をつないだ。選考レースを先読みして、新技に取り組むなど得意にしていた跳馬を棄権していた。5月のNHK杯で先に代表候補に入った上位3人は跳馬のスコアで河崎を上回っていたためだ。「よりチャンスがある」と平均台でも決勝を狙い、ミスのない演技で8位タイに付けたが、こちらはEスコアの差で補欠に回った。

 夢を現実にできるかは、あと一回の演技で決まる。「まだチャンスはある。ミスのない演技ができることを全力でアピールする」。可能性を信じて決勝の演技に臨む。

 ◆体操の五輪代表選考 代表は男女とも5人で、男子は内村航平と加藤凌平(ともにコナミスポーツ)が既に決定。残り3人は、全日本選手権決勝とNHK杯、全日本種目別決勝の成績から、内村らとチームを組んだ際に団体総合の得点を最大化できるメンバーとする。ただしNHK杯5位以内から1人、12位以内から1人が選ばれる。

 女子は寺本明日香(中京大)村上茉愛(日体大)杉原愛子(朝日生命)が候補に決まり、代表入りも濃厚となっている。さらに代表候補4人を団体総合での貢献度で選出し、試技会などを経て6月中に最終的な代表5人が決まる。

約束果たした内田


 内田は床運動と跳馬で決勝に進出。幼なじみの白井と交わしたという約束を「何とか果たせて良かった」と胸をなで下ろした。

 床運動はミスもなく15・000点のハイスコアで4位タイに付けると、跳馬の着地もぴたりと決めて14・925点で6位タイ。演技後は派手なガッツポーズも飛び出す充実ぶりだった。

 両種目で予選免除を受け、一足先に決勝進出を決めていた白井に「決勝で待ってろよ」と宣言していたという。同じ体操クラブから高校、大学まで一緒の白井に負けじと「流れに乗って決勝もいい結果で終わりたい」と気持ちを高ぶらせた。

苦手種目は 攻めて敗退 白井


 白井は昨秋の世界選手権で種目別決勝に進んだ床運動と跳馬の予選免除を受けており、この日は苦手にしている鉄棒と平行棒に出場。鉄棒で落下するなど、いずれも予選で敗退したが「出られるだけでもいい経験だった」と前向きだった。


【男子予選】鉄棒の演技で落下し、演技後手を合わせる白井健三=国立代々木競技場(共同)
【男子予選】鉄棒の演技で落下し、演技後手を合わせる白井健三=国立代々木競技場(共同)


 鉄棒は新たに取り入れたD難度の離れ技「コバチ」で落下。バーを越えながら後方かかえ込み2回宙返りをする大技でバーをつかみ損ねたが「攻めた結果。挑戦する価値はあった」と切り替え、平行棒はそつなくこなして14・900点とまずまずのスコアだった。

 5日の床運動と跳馬の決勝で、リオデジャネイロ五輪代表の切符を狙う19歳は「今日の攻めにいった気持ちが明日につながる」と息巻いた。

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