2020年東京五輪のセーリング競技会場となる相模湾で23日、小型ヨット種目「国際モス級」の世界選手権が開幕した。海面を浮いて進む独特のスタイルで、主催者側は五輪に向けた競技人気の高まりに期待している。
国際モス級は水中翼のある一人乗りの小型ヨット。海面を浮き上がりながら帆走し、最高時速は約65キロにも達する。五輪種目ではないが、トップ選手らがトレーニングに使用しているという。
大会は葉山港(葉山町堀内)で行われ、13カ国・地域から69人が出場。この日開かれた会見で、国際モス級協会のスコット・バベッジ会長は「日本での普及は非常にうれしい」とコメントした。
練習レースも公開され、日本の若手選手らが風を操りながら疾走すると歓声が上がった。大会は29日まで続く。