他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. スポーツ
  3. 「大先輩に続け」 男子5000で長谷川が初V 県高校総体

「大先輩に続け」 男子5000で長谷川が初V 県高校総体

スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年5月22日(日) 02:00

【県高校総体 陸上男子5000メートル競歩決勝】23分11秒90で優勝した横浜・長谷川=三ツ沢公園陸上競技場
【県高校総体 陸上男子5000メートル競歩決勝】23分11秒90で優勝した横浜・長谷川=三ツ沢公園陸上競技場

 第54回県高校総体兼全国高校総体(インターハイ)県予選会(県高体連など主催、神奈川新聞社など後援)は21日、陸上、柔道などで熱戦を展開した。

 陸上第3日は三ツ沢公園陸上競技場で男女6種目の決勝などを行い、男子5000メートル競歩で長谷川寿起(横浜)が23分11秒90で初制覇し、3、4位も横浜勢が入った。

 女子200メートルは青木りん(相洋)が24秒10の大会新記録で優勝。100メートル、400メートル、400メートルリレーと合わせて4冠となった。男子200メートルは100メートルを制していた根本万大(金井)が21秒09で頂点に立った。

 柔道は個人の男子60キロ級、66キロ級と女子の全7階級を行い、女子57キロ級決勝は2年生の石岡美樹(三浦学苑)が、昨夏のインターハイで3位に入った若藤唯(桐蔭学園)を破り、初優勝した。

 競歩で横浜勢が強い。男子5000メートルで2年生の長谷川が初優勝したのをはじめ、同級生の福島が3位、先輩の野村が4位入賞。出場した3人全員が南関東大会への切符を手にした。

 「3人で固まっていけ」。レースは田下正則監督(52)の指示通りの展開になった。序盤から横浜勢がけん引。4月の記録会で足が接地する際に膝が曲がる「ベント・ニー」の違反を取られ、不安だったという長谷川は「3人でまとまることで練習通りリラックスしたレースができた」と満足そうに振り返った。

 競技歴はまだ1年。昨年5月に田下監督の勧めで競歩を始めたが「練習すればするほど記録がどんどん上がっていって楽しくなった」と言う。

 そんな長谷川ら部員たちの足を速めているのは憧れの存在だ。リオデジャネイロ五輪20キロ競歩日本代表で、同校OBの松永大介(東洋大)。この日行われていた関東学生対校選手権を日本学生新記録で制した松永を引き合いに、田下監督は「大先輩に続け」とげきを飛ばしていたという。

 指揮官は「きょうは3人とも100点満点。長谷川はまだまだ発展途上で強くなる」とうれしそう。期待を寄せられた長谷川は「松永先輩に恥じないようインターハイに出場して上位を目指す」と力強く言い、片や3年生の野村は「個人としては悔しい」と唇をかみしめた。向上心、そして仲間たちとの競争も横浜を強くさせている。

 
 

高校総体に関するその他のニュース

スポーツに関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング