横須賀市は、2019年春のオープンを目指す「(仮称)佐原2丁目公園野球場」の整備概要をまとめた。硬式・軟式併用の全面人工芝グラウンドは、主に小中学生の利用を想定。広さは両翼85メートル、中堅100メートル程度を見込む。
市の基本設計などによると、敷地面積約1.3ヘクタールにグラウンドやベンチ2カ所、トイレ、駐車場(40台)などを整備。グラウンドの周囲を高さ15~40メートルの防球ネットで覆う。観客席は設けない予定だ。
市土地開発公社から整備予定地を約7億6500万円で買い戻し、工事費は約8億円を見込む。今後、球場の広さや外野フェンスの高さ、場内の動線などの詳細について利用団体とも調整し、今夏をめどに実施設計を終えたい考えだ。
プロ野球・横浜DeNAベイスターズの2軍拠点集約計画に絡み、追浜公園(同市夏島町)内の二つの軟式野球場が廃止されるほか、市営唯一の人工芝球場「横須賀スタジアム」の市民利用が減ることも想定されることから、代替施設として整備する。
市の担当者は「横須賀スタジアムを小さくしたイメージを目指している。人工芝のため天候に左右されにくく、土のグラウンドよりも利用率は上がるのではないか」としている。