
女子は河崎が堂々の5位。昨年の決勝から3.000点もスコアを伸ばし「予選順位(5位)のキープが目標だった。慌てず集中して演技ができた」と満足げだった。
隙のない演技だった。段違い平行棒は持ち技のマロニーハーフに連続技を絡めて全選手でトップの14.350点。跳馬も安定した跳躍で14.000点をマークした。1日の予選で減点された床運動の着地の乱れも修正し、課題の平均台とともに13点台にまとめた。
昨年11月のマルタ国際大会で個人総合を制するなど自信を深める16歳。憧れの五輪は段違い平行棒を軸にスペシャリストとしての代表入りを目指す。5月のNHK杯へ向けて「(五輪は)少しは近づいたかもしれないけど先を見るより目の前の一つ一つ。NHK杯に備えて1日の練習を大切にしたい」と力強く言った。