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東日本大震災5年
一緒に未来へ 県内J1クラブも支援継続

スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年3月11日(金) 15:22

宮城県東松島市で行った横浜Mのサッカー教室で、子供たちと交流した喜田=2015年10月
宮城県東松島市で行った横浜Mのサッカー教室で、子供たちと交流した喜田=2015年10月

 東日本大震災の発生から5年。スポーツ界は復興支援にさまざまな形で取り組み、県内のJ1クラブ、川崎、横浜M、湘南もまたサポートを続けてきている。各クラブは活動を継続することの大切さをあらためて強調、スポーツを通じた支援に今後も変わらず力を注いでいく。

「心のケア続けたい」
横浜M


 J1横浜Mは毎年、宮城県東松島市で子どもたちを対象としたサッカー教室を開催している。
 5年連続5度目の実施となった昨年も、敵地での仙台戦翌日にトップチーム全選手と監督・スタッフが参加し、地元小学生とミニゲームなどで交流。クラブ広報は「クラブとして継続してできることをやっている。サッカーで子どもたちと触れ合い、心のケア活動を続けたい」としている。
 また、岩手県山田町でも2012年よりスタッフとクラブOBの波戸アンバサダーが年1回のサッカー教室を継続。子どもたちのホーム主催試合への招待も行ってきた。

7月 仙台と親善試合
川崎


 「Mind-1ニッポンプロジェクト」という活動を立ち上げたJ1川崎の支援は多岐に及ぶ。
 震災直後には川崎市の小学生向けに発行する副教材「川崎フロンターレ算数ドリル」やサポーターから寄贈されたサッカーボールを岩手県陸前高田市の小学校に寄贈。年1回、選手が同市を訪問してサッカー教室を開いたり、陸前高田市民を等々力陸上競技場に招くイベント「かわさき修学旅行」を企画したり、交流を深めてきた。
 昨年9月11日には同市と友好協定「高田フロンターレスマイルシップ」を締結し、PR活動などに選手肖像を無償で使えることなどを許可。ことし7月にはJリーグや日本サッカー協会の支援で整備された同市内のグラウンドでJ1仙台と「復興親善試合」を行うことも決まっている。

子どもと「幸せ」共有
湘南


 J1湘南は「キッズガード湘南」と題し、福島や東北の子どもたちを湘南地域へ招待している。リーグ観戦だけでなく、湘南のスクール生の自宅へホームステイする形式で行われ、「サッカーができる幸せ」を共有するレクリエーションを展開している。
 2013年当時日本フットボールリーグ(JFL)だった現J3福島と業務提携を結び、ことしもトップチーム同士のプレシーズンマッチなどで交流。福島物産のPRも実施している。昨季は湘南と福島のホームゲームが湘南の本拠地ShonanBMWスタジアム平塚で2日連続開催され、「2daysだJ!」と銘打ち、各種イベントで盛り上がった。


陸前高田市で行われたJ1川崎のサッカー教室で子どもたちと交流する小林(中央)=2015年11月、(C)川崎フロンターレ
陸前高田市で行われたJ1川崎のサッカー教室で子どもたちと交流する小林(中央)=2015年11月、(C)川崎フロンターレ

ホームゲーム前に招待した子供たちと記念撮影した湘南の選手たち=2014年7月、BMWス
ホームゲーム前に招待した子供たちと記念撮影した湘南の選手たち=2014年7月、BMWス
 
 

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