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県勢3クラブのキーマン J1第1ステージ27日開幕

スポーツ | 神奈川新聞 | 2016年2月26日(金) 15:15

 神奈川からリーグ王者は誕生するか。明治安田生命J1第1ステージは27日に各地で8試合を行って開幕、リーグ史上最も早い2月に熱戦の火ぶたが切られる。県勢3クラブは、横浜Mが日産スタジアム(試合開始午後6時半)で仙台と、湘南はShonanBMWスタジアム平塚(同3時)で新潟とそれぞれホームで対戦し、川崎は敵地で昨季年間優勝の広島とぶつかる。25日は湘南のみ非公開で調整。3クラブのキーマンはオープニングゲームに向けて気合をみなぎらせている。


4年連続得点王を目指す大久保=川崎市麻生区の麻生グラウンド
4年連続得点王を目指す大久保=川崎市麻生区の麻生グラウンド

主役譲らぬ 川崎・大久保


 鋭い弾道が冷たい空気を切り裂いて次々とネットを揺らしていた。
 開幕を2日後に控えた麻生グラウンド。4年連続得点王、そしてチーム悲願のタイトル奪取を目指すエース大久保は「順調です」。準備はもう整っている。

 2月上旬に右膝を負傷するアクシデントに見舞われたことを除けば、ここまでの調整はうまくいっている。試運転の場となる直近の練習試合では3試合で3ゴール。ことし6月で34歳になるベテランの得点感覚は衰え知らずだ。

 狩野、森本ら前線に新たな顔ぶれが加わった今シーズン。川崎の攻撃サッカーがさらに高まることが期待されるが、勝負どころで踏ん張りきれなかったチームを見てきているエースは危機感すら漂わせながら話す。

 「ボールをつなぐだけじゃ怖さがない。ゴールを目指さないと。チームが強くなるために俺はずっと言い続けているのに」。うまさではない。大久保はあくまで強さを追い求めている。

 J1通算最多の157ゴールまであと1点。開幕戦は、元日本代表の中山が持っている歴代最多のJ1通算157点に並ぶ広島の佐藤との直接対決だ。「盛り上がるので当然(記録を)狙いにいく。そのために(広島と)当てたんだろうから」。主役の座を譲るつもりはない。

奈良、スタメン濃厚


 U-23(23歳以下)日本代表の新戦力、奈良の開幕スタメンが濃厚だ。この日の紅白戦では主力組のセンターバックに入り、3年目の谷口と組んでプレー。周囲とのコンビネーションも日に日に向上している。

 J1の開幕戦で先発を飾れば札幌時代の2012年以来。ただ、22歳に気を抜く様子はなく「試合に出ることよりも試合に出る準備のほうが大事。試合が始まるまでは気を張り詰めていないといけない」と話した。

 課題の守備改善に向けて「点は取れるチームなので後ろがしっかりすれば優勝できる。1試合1点以下に抑えたい」と目標を定めていた。


18年目のシーズンへ調整する横浜M・中沢=横浜市内
18年目のシーズンへ調整する横浜M・中沢=横浜市内

優勝が一番 横浜M・中沢


 38歳の誕生日を迎えた開幕2日前も、中沢はやはり変わらない。全体練習後も若手に交じって居残り練習。自らを「いろんな先輩方の背中を見て盗んで取り入れてきた固まりなので」と評す元日本代表主将のセンターバックは笑顔でグラウンドを後にした。

 史上最も早い2月開幕に、「誕生日と試合が近づいていいこともありますね。残りのサッカー人生は短い。思い出の一部になるような開幕弾、メモリアルゴールを(狙いたい)」という。報道陣から贈られたケーキを前にリップサービスもあったかもしれないが、その口調は真剣だ。

 プロ18年目の歩みは順調だ。始動から1日も休まず練習を消化。チームがテーマとするスプリント回数を増やすための激しいフィジカルメニューも、「休んでいいよと言われたくない。若手よりいいタイムで終わりたい」と心も体も老け込む様子はない。「40歳までやることをモチベーションに一生懸命練習を頑張れる自分がいる」

 昨季は過去3人しかいないJ1通算500試合出場を達成。2年連続でリーグ全試合フルタイム出場中だ。数々の鉄人記録を打ち立てても、中沢にとって大きな意味はない。「数字はあまり考えていない。優勝したい、優勝が一番」。最終章に差し掛かるシーズンが始まる。


攻撃にも意欲的な湘南・三竿=沖縄キャンプから
攻撃にも意欲的な湘南・三竿=沖縄キャンプから

勝利けん引 湘南・三竿


 24歳、左サイドバックのレフティーがけん引役となる。「(主力が多く抜けた)ことしは勝負の年。攻撃でもチームを引っ張りたい」。三竿は充実の表情で3年目のシーズンを迎える。
 2年前はJ2で40試合に出場して昇格、初優勝を経験し、昨季は33試合とほぼフルに働いて年間8位に貢献。着々とキャリアを積んできた。
 だが、満ち足りてはいない。後方からのビルドアップは「得意だけどやりきれていなかった」と振り返る。ましてや機を見て前線に上がっていたU-23(23歳以下)日本代表主将の遠藤が昨季限りで浦和に移籍。「ことしは自分が押し上げたい」と攻撃参加への意識をより強くしている。
 攻めに比重を傾けるからこそ、今オフはスプリント力に磨きをかけてきた。キャンプ前、そしてキャンプ期間中と短距離走中心のメニューに励み、「トレーニングの中身がすごく充実していた」と手応えを持つ。チョウ貴裁監督は「やってもらわないと困る存在。勝負の責任を負って、いい選手に育ってほしい」と熱い言葉を送る。
 開幕戦でぶつかる新潟からは昨年6月にJ1初ゴールを奪っている。「いい印象を持って戦えるけど…」と前置きしつつ、副将の自負をにじませた。「自分のことよりチームの勝利が大事。開幕で勝てば絶対、波に乗れる」

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