昨年に続き、正月の箱根駅伝で総合優勝を果たした青山学院大学陸上競技部の優勝報告会が20日、相模原市役所で行われた。約350人の市民が詰めかけ、連覇と全10区間をトップで駆け抜ける「完全優勝」を39年ぶりに達成した快挙をたたえた。
報告会は、同部の練習拠点が同大相模原キャンパス(同市中央区)にあることから行われた。原晋監督をはじめ、出場選手6人らが参加した。
今大会について原監督は、エース選手らが直前まで不調だったことを挙げ「結果は楽勝で勝ったけれど、実は直前までハラハラドキドキの毎日だった」と裏話を披露。「これからも進化し続け、相模原市民代表として戦うので、今後ともご声援を」と力を込めた。
主将の神野大地選手は、「昨年優勝して、1年間プレッシャーがかかる中やってきた。良い時期もあったし、一時どん底にも落ちたりもした。入学してから2回も優勝できて、充実した4年間を送れた」と振り返った。
加山俊夫市長は、「年の初めに感動と誇りを届けた」とたたえ、「箱根駅伝の連覇記録(6回)をぜひ破っていただきたい」と期待を込めると、観客から賛同の拍手が送られた。