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旧中学校がスポーツ拠点に様変わり 横須賀に根差し4年

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年10月13日(火) 03:00

専門家が指導するなぎなたクラブ。奥では卓球クラブが活動=旧市立上の台中学校体育館
専門家が指導するなぎなたクラブ。奥では卓球クラブが活動=旧市立上の台中学校体育館

 横須賀市の中学校統合に伴い閉校となった旧市立上の台中学校(同市鴨居)を利用して整備された総合型地域スポーツクラブ(SC)が、開設から丸4年を迎えた。11競技に約270人のクラブ員が汗を流し、スポーツの秋を迎えて浦賀の丘に歓声が響いている。

 「よこすか総合型地域SC」には平日の夕方に近隣の小学生や主婦、シニアなど、幅広い年齢層のメンバーが集まってくる。

 市体育協会の事業の一環として設立が決まり、2011年9月に前身の「上の台総合型地域SC」が発足。翌年3月に正式スタートを切った。県内には準備中のものを含め86の総合型地域SCがあるが、市体協が主導するのは横須賀と逗子だけだ。

 年会費大人1万円、小中学生5千円で複数競技の参加が可能。陸上競技をはじめ、サッカー、卓球、体操、剣道など11競技の教室が曜日を決めて開かれる。なぎなたができるのは県内でもここだけ。指導者は市体協の加盟競技団体から派遣されるので、参加者はレクリエーションとしても競技志向でも満足できる。

 卓球と太極拳に通う男性(68)=同市馬堀海岸=は「卓球は認知症予防になるし、子どもたちを教えるのも楽しい。太極拳は呼吸法で筋肉も使う」とそれぞれの魅力を語る。

 なぎなたで県大会入賞の実力をつけた市立高坂小6年の女子児童(12)は「将来はインターハイに出たい」と夢を描く。

 市体協副会長で、クラブの立ち上げから関わる齋籐幸次会長(72)は「地域に根差したスポーツの拠点になって、少しずつ広がっていけばいい」と温かく見守っている。

 問い合わせは、電話090(4920)7132。

◆活動スケジュール
 (午後4~6時)
 ▽月曜日 サッカー、バドミントン▽火曜日 体操、剣道▽水曜日 陸上、なぎなた、卓球▽木曜日 グランドゴルフ、バスケットボール▽金曜日 ソフトテニス(午後2~4時)太極拳

 
 

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