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わかやま国体:小林が初の栄冠 陸上成年男子400

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年10月5日(月) 14:30

成年男子400メートルで優勝した小林直巳(14)(東海大)=紀三井寺陸上競技場
成年男子400メートルで優勝した小林直巳(14)(東海大)=紀三井寺陸上競技場

 第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」第9日は4日、和歌山市紀三井寺陸上競技場などで行われ、県勢は陸上成年男子400メートルの小林直己(東海大)が46秒87で初優勝した。

 少年男子共通走り高跳びは橋本陸(橘高)が2メートル12で準優勝。少年男子B110メートル障害の川上明日麻(荏田高)は14秒26で3位に入った。成年男子10000メートル競歩は、9月の日本学生対校選手権を制した松永大介(横浜高-東洋大)が40分39秒00で4位だった。

 空手少年個人組手は男子で伊勢野大介(横浜創学館高)、女子で出町さくら(光明相模原高)が制してアベック優勝。銃剣道少年男子は高等工科学校(西上優紀、坂本篤哉、鈴木和也)が3年ぶりの頂点に立った。馬術の少年自由演技馬場馬術は重藤エディット彬(聖園女学院高)が準優勝した。

 ボクシングはライトフライ級の松本圭佑(みなと総合高)、バンタム級の渡来美響(武相高)が決勝に進出。軟式野球成年男子も決勝に進出した。

世界経験糧に後半加速

 飛躍の1年を気持ち良く締めくくった。陸上の成年男子400メートルで小林が初優勝。前回は準Vに甘んじていただけに「去年の悔しさもある。イメージ通り、勝負すべきところで勝負できた」と胸を張った。

 最後の直線コースで一気に加速した。追いかけたのは世界選手権の1600メートルリレーでチームメートだった田村(兵庫)の背中。「前半が強い選手。300メートルまで粘れば100メートルで刺せる」。ゴールの10メートル手前で好敵手を抜き去った。

 ことし8月に初めて世界選手権に出場。予選敗退に終わって世界との差を痛感したが、その経験を生かした。序盤からハイペースで攻めてくる国際レースにどう挑むか。「前半に粘って後半に並んだところで勝負」。不安のあった終盤のスパートを磨くことを意識して練習してきたという。

 「世界を知るだけでも大きい。経験した者でないと分からない」。所属していた実業団が廃部になる憂き目に遭いながら大学に進み、走りを追求する24歳の苦労人。「来年は五輪イヤー。その空気を大学の中で感じていければ」と爽やかに笑った。

 
 

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