ボウリング成年男子個人で5位に食い込んだ斎藤は「(決勝の)8人に入れたことだけでもうれしい。でも、もっとスコアを伸ばしたかった」と複雑な表情を浮かべた。
初日の予選前半を43位で折り返したが、「レーンコンディションが変わる後半で取る自信はある」と後半3ゲームで750点で巻き返し、一気に4位へと浮上した。
決勝3ゲームでトップと85点差からの追い上げをもくろんだ。それでも第1ゲームで201点とつまづくと、最終ゲームの第10フレームの1投目には痛恨のスプリット。「ストライク狙いの勝負に出たが決まらなかった」と悔しがった。
県横須賀工高時代は2013年の東京国体少年男子個人を制すなど実力は屈指。社会人に進み、不慣れな環境から一時は不調に苦しんだが、7月に東日本選手権で優勝し自信を取り戻した。残る団体戦へ「チーム神奈川のために全力を尽くす」と約束した。