来年1月1日に大阪府吹田市の市立吹田スタジアムで行われるサッカーの第96回天皇杯全日本選手権決勝で初優勝を狙うJ1川崎は30日、決戦に備えて大阪入りした。31日は遠征先で鹿島との大一番に向けて最終調整する予定。
この日は移動前に川崎市麻生区の麻生グラウンドで調整。主将中村らが入った主力組と控え組に分かれ、軽めのメニューで汗を流した。29日の準決勝の大宮戦で左膝を負傷した大久保は別メニューで調整。「血が溜まっていてやばかった。走るときに膝が割れそうだった」と振り返ったが、決勝に向けては「もちろんやりますよ」と出場は可能な様子だった。
今季限りで退団し、J1FC東京に移籍することが明らかになっているエースにとって、ホームグラウンドでの練習はこの日が最後。ロッカールームに飾っていた自身の写真など段ボール8箱分の荷物を車に詰め込んだ大久保は「さみしいね。でもまた遊びに来るよ」と名残惜しそうにグラウンドを後にした。