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県中学総体:ハンドボール女子 岩崎8度目V

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年8月2日(日) 12:00


【ハンドボール女子決勝リーグ 岩崎-西中原】後半、シュートを放つ岩崎の主将・飛知和(中央)=スカイアリーナ座間
【ハンドボール女子決勝リーグ 岩崎-西中原】後半、シュートを放つ岩崎の主将・飛知和(中央)=スカイアリーナ座間

 第49回県中学校総合体育大会(県中学校体育連盟など主催、神奈川新聞社など後援)第6日は1日、ハンドボール、サッカー、剣道の3競技で熱戦を繰り広げた。

 ハンドボール女子は岩崎が14年ぶり8回目の優勝を飾った。同男子は西中原が2年連続11度目の栄冠に輝いた。

 剣道女子団体は潮田が3年連続7度目の頂点に立った。

◇隙突き鮮やか速攻

 14年ぶりの栄冠は鮮やかな速攻でつかみ取った。ハンドボール女子決勝リーグ最終戦。岩崎は鍛え上げた運動量を武器に7連覇を狙う西中原を撃破した。

 「西中原のプライドに勝つには、そのための準備と気持ちがないといけない」と佐藤直博監督(45)。打倒に燃えたチームの思いがコートにほとばしった。

 一昨年の全国女王が相手だろうが動じない。自陣ゴール前では体を張った守備で相手を自由にさせず、隙を突いたパスカットから次々にボールを縦へとつないだ。

 前線でボールを受け、豪快にネットを揺らし続けたのは、二枚看板の主将飛知和と守屋。この日最多の9得点を挙げたキャプテンは「ボールを奪ったら走るのが岩崎の強さ」と胸を張り、守屋も「取るべきところで取れた」と笑顔を見せた。

 悔しさがチームをたくましくした。秋の新人戦を制し、臨んだ春の全国大会は3回戦敗退。「上には上がいる。もっと練習しないといけない」(守屋)とチームの意識は変わったという。指揮官も「全国を経験して、アグレッシブなディフェンスを続けてきた」と成長を実感している。

 見据えるのは、初優勝を飾った1984年以来となる全国制覇。当時の優勝メンバーを母に持つ守屋とキャプテンは「まだこの先がある」「ここは次のステップに進むための通過点」と声を合わせた。

◇男子は西中原V2

 ハンドボール男子は西中原が2連覇を達成した。川崎市大会の決勝で僅差で敗れていた野川を決勝リーグの最終戦で圧倒。2勝1敗で3チームが並んだが、得失点差でライバルを退けた。

 主将の加藤は「悔しかったのでしっかり借りを返すつもりだった」という。雪辱の思いを胸に戦ったチームは序盤からダイナミックにボールを動かして相手を揺さぶり、いきなり4連続得点を奪うと、以降も好敵手を寄せ付けなかった。

 巧みなフェイントを織り交ぜ、チーム最多の10得点を挙げた吉田は「今までの試合より動けていた。割と満足している」と笑顔。この日は女子が連覇を阻まれて2年連続のそろい踏みを果たせなかったが、キャプテンは「関東大会ではアベック優勝を狙う」と誓っていた。

 
 

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