J1川崎のFWレナト(26)の退団が決定的になったことが15日、分かった。関係者によると、中国スーパーリーグで今季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場した広州富力から13日に獲得オファーがあり、移籍する見通し。契約期間は2016年1月1日までで、クラブ側は慰留したが、本人は退団の意思が強く、すでに15日朝に契約のため現地に向かったという。
レナトは12年にコリチーバ(ブラジル)から川崎へ加入し、スピードに乗ったドリブル突破を武器に大久保、小林の両FWらとリーグ屈指の攻撃陣を形成。11日のFC東京戦との第2ステージ開幕戦で3戦連続ゴールを決めるなど、今季はリーグ戦17試合で得点ランキング5位タイの9ゴールを挙げていた。
J1通算104試合で37得点を挙げていたブラジル人アタッカーの移籍は、第1ステージ5位からの巻き返しを狙うチームにとって大きな痛手になりそうだ。