高校生ボウラーの頂点を決める第23回全国高校対抗ボウリング選手権(神奈川新聞社など後援)は24日、川崎市川崎区の川崎グランドボウルで開幕して男女の予選が行われた。男子の釜利谷A(恩田賢人、伊藤匠海、神保海斗)が合計3991点の2位で上位8チームが争う決勝トーナメントに進出し、伊藤は802でハイシリーズ賞に輝いた。
横浜南陵は女子(岩川奈央、内田侑希、横山由香)が合計3494点の3位、男子(羽ケ崎匠海、田中優哉、池田瑛亮)が合計3696点の8位でそれぞれ予選を突破した。
大会は男子63チーム、女子22チームが出場。予選は1人9ゲームを投げて18ゲームの合計点で競い、最終日は25日、同会場で1ゲームマッチの決勝トーナメントを行う。
1年生伊藤が大活躍
男子・釜利谷Aの1年生伊藤がハイシリーズ賞を獲得する大活躍。チームを15年ぶりの決勝トーナメントに導いた新鋭は「調子はすごく良かった。目標だった予選突破をまず達成できた」と胸をなで下ろした。
序盤からストライクを立て続けに奪い、3回戦も安定した投球でピンを倒した。ペアを組んだ3年生恩田も「後輩のビッグプレーに助けられた」と感謝しきりだった。
昨年の男子を制した県横須賀工が予選で敗退。伊藤は「神奈川のチームとして2年連続で全国優勝したい」と高みを目指した。