
軟式野球の第60回全国高校選手権神奈川大会(県高野連主催、神奈川新聞社など後援)の組み合わせ抽選会が24日、鎌倉市の栄光学園高で行われ、出場24校の対戦カードが決まった。ことしは南関東大会が県内で開催されるため、同大会の出場枠が例年の1校から2校となり、神奈川大会はA、Bブロックに12校ずつ分かれて行う。
抽選は春季県大会優勝校の慶応から始まり、同準優勝の栄光学園などシード4校が先に決定。残り20校は受け付け順にくじを引いた。開会式の選手宣誓は、栄光学園の辻居新平主将(3年)に決まった。
大会は7月19日にいせはらサンシャイン・スタジアムで開会式を行って開幕。決勝は25日にサーティーフォー相模原球場(Aブロック午前10時、Bブロック午後0時半開始)で行われる。
優勝校は8月4、5の両日、茅ケ崎公園野球場で行われる南関東大会に出場。同大会の優勝校が8月22日から5日間、兵庫県明石市などで行われる全国大会の出場権を獲得する。
「恥じない宣誓を」
○…立候補した各校のなか、宣誓の大役を引き当てたのは第1シードの栄光学園の主将でエースの辻居。「まさか本当に当たるなんて」と苦笑しながらも「最近の神奈川は全国で成績がいい。恥じない宣誓をこれから考えないと」と気を引き締めた。
チームは春の県大会で準優勝したが、関東大会は初戦で千葉・拓大紅陵に延長十三回のタイブレークの末に2-3で惜敗。「あの負けでチームも自分自身も反省点が見えた。守備は全国でも戦えるような意識を持ってやってきた。最高の大会にする」と意気込んだ。
三浦学苑が連覇宣言
○…昨夏の神奈川大会を制し、全国選手権で準優勝を飾った三浦学苑はノーシードで戦う。主将鈴木は抽選を引き、壇上で「この夏は我々が勝ち上がり全国に行きます」と高らかに宣言した。
昨夏のメンバーが引退し、昨秋と今春の県大会はわずか部員11人で臨んだ。この春に新たに10人の部員が加わり「1年生とポジション争いして、力を合わせてもう一度全国制覇を狙う」と語気を強めた。