女子サッカーのワールドカップ(W杯)で日本代表「なでしこジャパン」が24日、決勝トーナメント初戦のオランダ戦に勝利し、ベスト8入りを決めた。大野忍、川澄奈穂美の両選手ゆかりの大和市ではパブリックビューイング(PV)が行われ、市民が大きな声援を送った。
同市上草柳の大和スポーツセンターでは、代表チームのユニホームを着たり、応援ボードを手にしたりした約50人が集まり、熱戦を見守った。
小学生から高校生まで、川澄選手と上尾野辺めぐみ選手(横浜市瀬谷区出身)を指導した大和市内のクラブチーム「大和シルフィード」の加藤貞行代表(67)は「川澄、大野ともに『らしさ』のあるプレーをしていた。次勝てばメダルが見えてくる。油断せずに頑張ってほしい」と話していた。
市内の会社役員の女性(71)は「大野選手は小柄なのに、世界を相手にがんばっている。メダルを手に凱旋(がいせん)してください」と期待していた。
この日は大儀見優季、永里亜紗乃の両選手ゆかりの厚木市でもPVが行われ、同市中荻野の荻野運動公園に約70人が応援に駆けつけた。