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近藤欽司サンリツ卓球部総監督
2020年へ最後の挑戦 再び横浜で若手育成に情熱 

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年5月27日(水) 13:00

サンリツ卓球部総監督に就任した近藤欽司氏=横浜市神奈川区
サンリツ卓球部総監督に就任した近藤欽司氏=横浜市神奈川区

 卓球の女子日本代表監督として世界選手権で3度銅メダルを獲得した近藤欽司氏(72)=元白鵬女子高監督=が今春、日本リーグ女子1部のサンリツ総監督に就任した。近年は日本オリンピック委員会(JOC)で将来の五輪選手育成に尽力していたが、再び地元横浜に戻り、「国際舞台で活躍できる選手を育てたい」と最後の挑戦に踏み出している。

 「サンリツから世界へ」。近藤氏が総監督に就任した4月、拠点とする横浜市神奈川区の卓球場にキャッチフレーズが掲げられた。所属選手は6人という少数精鋭。近藤氏も連日、若い選手たちと汗を流している。

 指導歴50年を超えた名伯楽が、サンリツを率いるのは2度目。北京五輪を最後に日本代表監督を退任した2009年、福原愛(現ANA)らを擁し日本リーグ前後期を連覇した。

 その後、「2020年に打倒中国で金メダル」を掲げ、JOCエリートアカデミーのヘッドコーチを5年間務めた。味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)に自らも寝泊まりし、4月の世界選手権でも活躍した中学生の平野美宇ら、未来の五輪選手育成に力を注いだ。

 古巣に戻ったのは、日本卓球リーグ実業団連盟の名誉会長も務めるサンリツの三浦正英会長の強い要請があったから。同会長は「世界で戦ってきた監督さんですから、帰ってきてくれるのをずっと待っていた。うちの選手も、2020年を目指してほしい」と期待する。今後は有望な小学生を招待して近藤氏らが指導する機会を定期的に設け、五輪選手育成もサポートしたいという。

 主将を務める天野優(22)は、近藤氏の白鵬女子高時代の教え子である佐藤利香監督が率いる明徳義塾高出身で、10年のインターハイ優勝メンバーだ。昨年度は全日本社会人のダブルスで優勝。近藤氏の指導に「厳しさはすごくありますが、その中に温かみを感じる。恩を返したい気持ちになる」と感謝する。

 14日に行われた今季の日本リーグ初戦はエリートアカデミーが相手だった。3-0で快勝した近藤氏は「粘りが出てきた」とアカデミーの教え子の成長にも目配りする。

 サンリツは27日からワールドツアーのフィリピンオープンに出場するなど、選手たちに国際経験も積ませている。近藤氏は「2020年に向けて機運が高まっている。最後の仕事として、世界で活躍できる選手を育て、期待に応えたい」と意気込んでいる。

 こんどう・きんじ 日産自動車を経て1965年に白鵬女子高(当時京浜女子商高)の監督に就任、インターハイで8度優勝した。女子日本代表監督として世界選手権で3度銅メダルを獲得、シドニー五輪、北京五輪も指揮した。2010年から今年3月まで、JOCのエリートアカデミーヘッドコーチを務めた。愛知県出身。法大卒。横浜市在住。72歳。

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