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川崎のレスラー・田村選手 藤波選手と組み試合

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年5月15日(金) 03:00

試合に向けてトレーニングに励む田村選手=川崎市麻生区のタフフィットネス
試合に向けてトレーニングに励む田村選手=川崎市麻生区のタフフィットネス

 川崎出身・在住のプロレスラー、田村和宏選手(35)が16日、川崎市麻生区の「新百合トウェンティワンホール」でビッグマッチに挑む。「川崎を盛り上げたい」と、3年目を迎えた地元での大会。ことしは昨年にシングルマッチを闘ったプロレス界の“レジェンド”藤波辰爾選手とタッグを組み、激闘を繰り広げる。当日の運営には地域の障害者も加わる予定で、「プロレスを身近に感じてほしい」と意気込む。

 昨年6月、ほぼ満員の370人が詰め掛けた同ホールは熱気に満ちあふれていた。どれだけ痛めつけられても立ち向かう田村選手の姿に試合後、藤波選手はリング上でマイクを握りこう叫んだ。

 「若い人が頑張ってやっている。次は親子で出させてほしい」

 大歓声に包まれる会場。「こんな日が来るとは思わなかった。うれしかった」。田村選手が興奮気味に振り返る。

 今回は藤波選手と長男LEONA(レオナ)選手(21)との3人でタッグを組む。藤波選手は61歳の今もリングに立ち続け、ことし3月には世界最大のプロレス団体「WWE」(米国)の殿堂入りを果たした。アントニオ猪木さんに次ぐ日本人2人目の快挙だ。「世界の藤波さんと同じコーナーに立てるのは、自分にとっても大きな財産。いろんなものを吸収したい」と目を輝かせる。

 多摩区出身。身長160センチと小柄だが、運動神経の良さが持ち味。中学時代にプロレスに目覚め、2003年にデビュー。13年1月には団体「プロレスリングHEAT-UP」を旗揚げし、現在代表を務める。

 一つ違いの姉がダウン症であることから、プロレスを通じた社会貢献活動にも熱心に取り組む。今大会も前回と同様、収益の一部を地域の障害者福祉事業所に寄付。初の試みとして地域の障害者6人にチケットの「もぎり」や観客へのチラシ配りなど、当日の運営に携わってもらい、日当を支払う。「働くことの喜びを感じるとともに、プロレスも楽しんでほしい」と願う。

 午後6時半にゴングが鳴る。会場は小田急線新百合ケ丘駅すぐ。問い合わせは、プロレスリングHEAT-UP電話080(7019)0201。

 
 

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