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東京五輪へ期待の15歳 セーラー服で練習黙々

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年3月24日(火) 03:00

ピストルで将来の五輪選手を目指す有賀さん=くりはま花の国エアライフル場
ピストルで将来の五輪選手を目指す有賀さん=くりはま花の国エアライフル場

 2020年東京五輪を目指すセーラー服のシューターが横須賀にいる。くりはま花の国(横須賀市神明町)にある市営射撃場で練習を積み、昨年秋には日本ライフル射撃協会の欧州遠征も経験。大きな飛躍が期待されている。

 4月から私立神奈川学園高校(横浜市神奈川区)に進む有賀朱里さん(15)=横須賀市公郷町=は、引き寄せられたかのようにピストル競技と出合った。

 神奈川学園中1年の秋に、スポーツフェスティバルでアーチェリーを体験するために花の国を訪れた。その際、初めて射撃を経験し、満点の10点を連発した。映画やアニメの影響で興味はあったが、できる施設はないと思っていただけに、のめり込んでいった。

 中学に入るときに横須賀へ引っ越してきた。それまで住んでいた千葉では、3歳から新体操に励み、ジュニアの県代表に選ばれる実力だった。

 ピストルは重さ1キロ。横須賀市在住で県協会会長の廣田眞作さん(66)は「普通は最初からはほとんど当たらない。この年代で片手で持った銃を静止できるのは新体操で体幹ができていたから」と解説する。

 週に4~5度は通って練習に熱中。競技を始めて1年足らずで出場した光線銃(ビームピストル)の全日本選手権の中学生の部で早くも優勝を飾った。

 その秋に国内最年少の14歳で空気銃(エアピストル)の所持を認められ、東京五輪の育成対象として日本協会のMPA(メダルポテンシャルアスリート)に指定された。昨年11月にはブルガリアで1週間の強化合宿に参加。県警の松田知幸さんら日本代表を指導するコーチの教えを受けた。

 高校生の全国大会があるライフルとは違い、エアピストルのライバルはほとんどが大学生以上。セーラー服姿で練習する有賀さんは「ことしの目標は国体の本戦に行くこと。将来は五輪で期待される選手になりたい」と静かな語り口で強い気持ちを語る。

 小さな射場から、大きな夢を膨らませている。

【神奈川新聞】

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