
JリーグのV川崎(現J2東京V)の総監督を務め、18年ぶりに桐蔭学園高サッカー部の指導者として復帰した李国秀監督(57)が6日、横浜市青葉区の同校サッカー場で始動した。李監督は「自分の頭で考えるのが大人のサッカー。高校生たちを大人に成長させるのが自分の仕事」と意気込んだ。
練習前には全部員約120人を前にミーティング。約1時間半の練習ではドリブルやシュートなどの基本を確認し、ミニゲームも実施した。同高でプロ選手を多く輩出し、V川崎時代には元日本代表DFの中沢(J1横浜M)を育てた李監督は「中沢だって最初は全く技術が備わっていなかった。ここから一つ一つ考えながら、自分のものにしてほしい」とげきを飛ばした。
指導を受けた2年生のDF島津は「今までのサッカーを一度クリアにし、基礎を一からやり直して細かいところを突き詰めていく。神奈川を勝ち抜いて全国大会に出場したい」と目を輝かした。
【神奈川新聞】