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冬季国体:アイスホッケー成年で神奈川が快勝

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年1月29日(木) 03:00

【神奈川-福岡】第3ピリオド、ゴール前で相手と競り合う神奈川・今坂(左)=群馬県渋川市の伊香保リンク
【神奈川-福岡】第3ピリオド、ゴール前で相手と競り合う神奈川・今坂(左)=群馬県渋川市の伊香保リンク

◇少年は初戦で姿消す

第70回国民体育大会冬季大会スケート、アイスホッケー競技会は28日、群馬県前橋市などで開幕し、フィギュアスケートとアイスホッケーで競技が始まった。

神奈川勢はアイスホッケー成年が10-0で福岡に快勝して2回戦進出を決めた。同少年は4-6で青森に敗れ、1回戦で姿を消した。

フィギュアスケートは少年男女のショートプログラム(SP)が行われ、女子は鈴木春奈(東京日体荏原高)が7位、鈴木星佳(慶応湘南高)が11位で29日のフリーに進んだ。男子は唐川常人(岸根高)が10位、中野耀司(横浜創英高)が11位でフリーに臨む。

◇白血病と闘う今坂 リンクで躍動

見せ場は試合終盤にやってきた。アイスホッケー成年1回戦の第3ピリオド開始4分すぎ。神奈川の今坂は敵陣で相手のパスをカットすると、ターンしてパックを中央へ送る。これを白神がゴール前まで運び、最後は鈴木がネットを揺らすと、仲間とハイタッチで喜びを分かち合った。

苦節の末につかんだ舞台だった。「何をやっても疲れが取れない」。会社の健康診断で異常が見つかったのは一昨年の6月。再検査の結果、急性前骨髄球性白血病と分かり、入院した。

抗がん剤治療による苦しい闘病生活で折れそうな心を支えたのはリンクへの思いだった。「一日でも早く戻りたい」。復帰を目指し、高層階にある病室まで階段での上り下りを繰り返した。

約1年間の入院を経て本格的にスケート靴を履き始めたのは昨年4月。勤務後にウエートトレーニングなどに励み、大学時代以来となる国体のリンクに立った。この日は相手の厳しいチェックにも動じず、166センチの体を躍動させた。

「本当にホッケーが好き」と言う武相高出身の27歳。現在は静岡県内の職場に通いながら週末は県内の社会人クラブでプレーする。月1回は横浜市内の病院へ通院し、再発への不安は消えていない。ただ「何があるか分からないが考えていてもしょうがない。好きなことやってれば自分の人生いいのかな」と言う。

チームはこの日、10-0で快勝。2回戦に駒を進めた。「少しでも上に行って、自分も一つでも二つでもチームに貢献していきたい」。今坂の笑顔が輝いた。

【神奈川新聞】

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