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【照明灯】「なにくそ」のなせる業

スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年1月19日(月) 11:30

「誰にでも挫折はある。悔しがり方が大事だ」。川崎市の部品メーカー「プレス工業」の前社長・真柄秀一さんの言葉である。「厳しい現実に直面したら『なにくそ』と思うこと。『ちくしょう』では次につながらないからだ」と説いた▼元日の全日本実業団対抗駅伝でプレス工業陸上部が健闘を見せた。21位は過去最高だ。2010年の初出場は最下位の37位。そこから36位、31位、29位、26位と連続して順位を上げてきた。「なにくそ」のなせる業であろう▼学生時代にエースだった選手は見当たらない。第1区を2位と快走した梶原有高さんは厚木市の松蔭大学の出身。在学中、同校は箱根駅伝の予選会を突破できなかったが、梶原さんは学連選抜の一員として4年連続出場した。自校のチームのたすきを胸に走れなかった学生時代の悔しさを、今のエネルギーに変えた▼17、18日に行われた大学入試センター試験を皮切りに、受験シーズンが始まった。自己採点の結果に落ち込んでいる人もいよう。だが「ちくしょう」とはつぶやくまい▼「毎年1位ずつ上げていけば必ず頂点に立てる」。真柄さんは昨年1月3日に急逝したが優勝を信じていた。受験シーズンは長い。「なにくそ」と走り続ければ、きっと明日が見える。

【神奈川新聞】

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