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「世界で戦える人材を」 大久保秀昭・慶大野球部新監督

スポーツ | 神奈川新聞 | 2014年11月12日(水) 00:00

慶大監督就任を前に、意気込みを語る大久保新監督
慶大監督就任を前に、意気込みを語る大久保新監督

慶大野球部の新監督に12月1日、今季まで9シーズンJX-ENEOSを率いた大久保秀昭監督(45)が就任する。プロ野球・横浜(現横浜DeNA)2軍打撃コーチ、社会人監督に続き、指導者として挑む三つ目のステージ。新指揮官は「教育者としての自分を磨き、世界で勝負できる人材を輩出したい」と意気込んで母校のグラウンドに立つ。

「いつかもう一度、慶応のユニホームを着たい」。慶大卒業後、日本石油に入社し、アトランタ五輪で銀メダルを獲得。プロにも5年間在籍した。JX-ENEOSでは監督として日本一を4度も達成したが、「いつか」の思いが消えることはなかった。

「それだけ大学野球に思いが残っているんでしょうね。早慶戦の大歓声、主将として春秋連覇したこと。あとは自由な雰囲気、仲間たち…」。打診を受け、快く引き受けた。

○3人の恩師

強肩強打の捕手が、指導者に憧れたのは厚木シニア時代。石黒忠監督に左打ちを指南され、才能が開花した。「右打ちだと(悪い)癖があると思ったのか、左に変えてくれた。原点の人」。その影響力の大きさを身をもって知り、志が芽生えた。

桐蔭学園高では、土屋恵三郎前監督の薫陶を受け「人間教育と、基本練習の徹底。野球を長く続けるために必要な基礎を養った」と感謝する。最高の師と仰ぐ慶大の前田祐吉元監督は「一人の大人として接していただき、器の大きさ、人間的魅力を強く感じた」。

かけがえのない出会いを振り返り「僕は、その時々の監督で人生観が広がった。(自分も)この監督と出会えて良かったなという存在になれたら」と思い描いている。

○常勝軍団を

学生野球に戦いの場を移しても、「勝利」の2文字を追う姿勢は変わらない。早大を筆頭とするライバルと現状を比較し、まず危機感を抱くのが選手獲得の手法だという。

他校は入試制度を改革し、有能な選手を獲得している。一方で慶大の入試のハードルは高く「現状では塾高(慶応高)頼み。勉強も、野球もしたいという高校生に早い段階でアプローチし、受験勉強の方法を伝えたい」。グラウンドの外でも改革を進めるつもりだ。

180人超の部員のうち、戦力となるのは一握り。それでも「(全員と)人としてきちんと接し、(卒業後の進路が)野球でもビジネスでも、早くから『世界』を意識させたい」と考えている。

「現状は指導者であって、教育者ではない。自分も勉強していかなければ」。任期は4年。己を成長させ、人材を育み、常勝軍団を築いてみせる。

●おおくぼ・ひであき

清川村出身。緑中、桐蔭学園高、慶大商学部卒。日本石油を経てプロ野球の近鉄に5年間在籍した。東京都世田谷区在住。妻はタレントの大東めぐみさん。高校1年の長男と5歳の次男。

【神奈川新聞】


51年ぶりの都市対抗2連覇を果たし、胴上げされるJX-ENEOSの大久保監督=2013年7月23日、東京ドーム
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