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J1川崎:清水に悪夢の逆転負け 憲剛負傷

スポーツ | 神奈川新聞 | 2014年11月3日(月) 03:00

清水に逆転負けし、サポーターのプーイングの中であいさつする川崎イレブン=等々力
清水に逆転負けし、サポーターのプーイングの中であいさつする川崎イレブン=等々力

J1第31節第1日は2日、等々力陸上競技場などで8試合を行い、川崎は清水に2-3で屈し、2連敗で優勝争いから大きく後退した。2位のG大阪は終了間際の失点で仙台と1-1で引き分け、暫定首位浮上を逃した。勝ち点は56で首位浦和と2差。3位鹿島は新潟に2-1で逆転勝ちした。

横浜Mは3日、浦和と対戦する。

◆大久保「何か足りない」

逆転優勝が絶望的になる決勝点がゴールネットに吸い込まれた。後半45分、MF大島が自陣でボールを失い、カウンターから痛恨の3失点目。川崎が2006年以降、ホームで負けなしの清水に逆転負けを食らった。「みんなに託したけど…。言葉にならない」。終了の笛をベンチで聞いた主将のMF中村は沈痛な面持ちを浮かべた。

不穏な空気が漂っていた。2-2の後半11分。ここまで2アシストを記録した中村が左足でシュートを放った際に右足首を捻挫。左足首痛を押して強行出場していたキャプテンの体はもはや限界に達していた。

後半20分に大黒柱を失うと、パスワークが徐々にほころびを見せる。パスミスから最終ラインの裏のスペースを次々と襲われ、J2降格の危機にある相手に、運動量でも気迫でも圧倒された。

2試合連続で下位チームに試合をひっくり返され、初タイトルの夢はもはや風前のともしびだ。一時は勝ち越しとなるゴールを決めていたFW小林は「勝てるチームにならないといけない」と眉間にしわを寄せ、エースのFW大久保は「この時期で負け続けるのは何か足りないから。優勝の資格はない」と自らを含めて厳しく断じた。

ならばチームに、選手に、そしてクラブに何が不足しているのか。残り3試合となったシーズンを無駄にしてはならない。

【神奈川新聞】


【川崎-清水】後半、担架で運び出される川崎・中村=等々力
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