
J1川崎は27日、ホームの等々力陸上競技場で仙台戦(午後7時試合開始)に臨む。現在、首位浦和との勝ち点差は6。3戦連続の先発が濃厚なMFパウリーニョは「まだまだ逆転優勝を狙える」と闘志を燃やしている。
守備力の高さを買われ、J2栃木から加入して1年目。当初は素早いパスワークになじめなかったが、居残り練習したり、風間監督や主将中村に助言を仰いだりして徐々に適応した。
この2戦は、アジア大会でチームを離れたMF大島の代役として先発。オウンゴールの1失点のみに抑えるなど守備面で大きく貢献した。ボランチでコンビを組むMF谷口は「球際に強く、隙があれば球を取りに行っている」と信頼を置く。
残り試合は9。優勝争いに絡むためには、仙台戦の勝ち点3を落とせない。前節の大宮戦でいずれも負傷退場した小林、レナトの両FWと谷口の復調も心強い。「チームの状態もいいし、初タイトルに自信はある」とパウリーニョ。ブラジルから来日5年目の26歳が、逆転優勝を後押しする。
【神奈川新聞】