サッカーのJ2湘南ベルマーレのJ1昇格に、地元・平塚も沸き返った。JR平塚駅北口の紅谷町まちかど広場に設けられたパブリックビューイング(PV)会場ではサポーター約700人が観戦。昇格を告げる試合終了のホイッスルが鳴り響くと、会場は大歓声に包まれた。
PV会場には、試合開始の3時間前から熱烈なサポーターが来場。午後6時のキックオフを前に、昇格の行方を左右する3位チームの敗戦が決まると、会場は割れんばかりの拍手が巻き起こった。
前半に先制したが、相手ペースとなった後半に2点を奪われ、サポーターは一時消沈。必死のベルマーレコールを送る中、鮮やかな同点弾が生まれると会場の熱気は一気に上がり、涙ぐむ人の姿も見られた。
サポーター歴7年で平塚市在住の男性会社員(25)は「長い間サポーターをやってきて込み上げるものがあった。残り試合、優勝を目指して戦ってほしい」とエール。平塚市立富士見小学校6年の男児(11)は「J1の強いチーム相手でもがんばってほしい」と早くも来季を見据えていた。
試合会場で観戦した落合克宏市長は「多くの市民と喜びを分かち合うとともに、あきらめずに走りきるベルマーレスタイルでJ1での活躍を期待したい」とコメントした。
【神奈川新聞】