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湘南/島村 意地の同点弾 ひた向きな練習結実

スポーツ | 神奈川新聞 | 2014年9月24日(水) 03:00

【京都-湘南】後半、同点ゴールを決め、ガッツポーズする湘南・島村=西京極(共同)
【京都-湘南】後半、同点ゴールを決め、ガッツポーズする湘南・島村=西京極(共同)

1-2の後半39分。左サイドでパスを受けた湘南のDF島村はとっさに切り替えた。相手DFに寄せられ、利き足の右は使えない。一心不乱に逆の足を振った先でゴールネットが揺れていた。

昇格を決める、およそ20メートルの同点ミドルシュート。天を見上げて両拳を握り締めた。「たまたま。気持ちいいシュートが決まった」。背番号30はそう言って笑った。

左サイドバックは隠し持った牙を、この時のために研いでいた。早大の後輩であるDF三竿に定位置を奪われ、出場機会が少ないながら練習でひた向きにトレーニングを積んできた。

29歳。フィールドプレーヤーでチーム最年長。選手会長としての自負もある。「悔しかった。見返してやろうと」。ただ前を向き、ひたすら汗を流す姿をチョ・グィジェ監督もずっと見ていた。

指揮官は、7月5日の群馬戦以来の今季2度目となる先発のピッチへ送り出す。「苦しい経験でも前向きに捉えていた。だからあのシュートが入った」。チョ・グィジェ監督は今季初得点が偶然ではないと強調した。

2008年に湘南に入団。以来、3度全ての昇格のときをピッチで味わっている。「シーズン前から、この瞬間をピッチで迎えたいと思っていた」。勝負強いベテランはこう続けた。「J1で戦うには、残り9試合きっちり勝たないと」

【神奈川新聞】

 
 

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