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Jリーグ:23日に神奈川ダービー 代表入りへ 横浜M・斎藤、川崎F・小林がアピール

スポーツ | 神奈川新聞 | 2014年8月23日(土) 03:00

横浜M戦に向けて調整する川崎・小林=川崎市麻生区の麻生グラウンド
横浜M戦に向けて調整する川崎・小林=川崎市麻生区の麻生グラウンド

新生日本代表入りへ、絶好のアピールチャンスだ。J1第21節の横浜M-川崎の「神奈川ダービーマッチ」は23日、ニッパツ三ツ沢球技場(午後7時開始)で行われる。

神奈川で火花を散らす両雄の一戦は、28日に迫ったアギーレ・ジャパンの初陣メンバー発表前最後のリーグ戦となる。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に続いての代表入りを目指す横浜Mのドリブラー・斎藤学と、初の代表入りへ期待が高まる川崎のストライカー・小林悠。それぞれのチームで攻撃陣をけん引する2人が、互いの誇りを懸けて激突する。

◆川崎F・小林 「勝利にすべての力」

ライバルの堅守を砕き、攻撃サッカーの本領を見せつける。ホームで0-3と完敗した前回の対戦から約3カ月。22度目となる横浜Mとの一戦を前に、川崎のFW小林は「借りを返す」と雪辱を誓っている。

ここまでリーグ3位タイの9得点。リーグトップの12得点を挙げているFW大久保とともに強力な攻撃陣をけん引している。シーズン前に目標に掲げた2桁得点を「通過点」と言い換えるほど、好調を実感している。

結果を求め、出し続けているのには理由がある。4月にW杯代表候補に選ばれたが、左足内転筋痛が悪化して無念の辞退。日の丸と無縁のサッカー人生だっただけに、絶好機を逃した落胆は大きかった。だがその悔しさが「フロンターレでしっかりと結果を出す」という覚悟を強くさせた。

28日に迫った新生日本代表のメンバー発表を前に「選ばれたら、自分がどう成長できるのか楽しみ」とあらためて日の丸への思いを口にした小林。もちろん、チームでの活躍が道を開くと信じている。

首位浦和の結果次第で首位浮上の可能性もある大事な一戦。「チームが勝つためにすべてを出す」。自らのゴールで、勝利を引き寄せる。

◆横浜M・斎藤 「優勝の望み捨てず」

弱音を吐いてなどいられない。120分出場した天皇杯3回戦から中2日で迎える「神奈川ダービーマッチ」。横浜MのMF斎藤は両脚に痛みを抱えているが「絶対に勝たなければいけない」と、強い覚悟で宿敵に挑む。

リーグ再開後は2勝4分け1敗。勝ち点を積み上げられず、11位に沈んでいる。それでも斎藤は「優勝までは遠いが、コツコツやっていくことが奇跡を起こすためにも必要」と、昨年あと一歩で逃したリーグ制覇の望みを捨てていない。

6月のW杯ブラジル大会前は12試合で1得点だったが、再開後は7試合で3得点。川崎とのダービーでゴールネットを揺らした経験はないものの、2試合ぶりの一発で「もっと点を取れる自信がある」という言葉を証明したい。

斎藤が初めてJ1の舞台に立ったのは、横浜Mユースに所属していた市川崎高3年の2008年8月24日。次戦でJ1通算100試合出場の節目を迎える24歳は最も印象深いゲームに、負けて優勝を逃した昨年の最終節川崎戦を挙げる。

「あの悔しさはずっと忘れない」。すべてを成長の糧にしてきたアタッカーが、名門のプライドを胸にピッチに立つ。

【神奈川新聞】


リーグ再開後、7試合で3得点と好調を維持する横浜MのMF斎藤=横浜市西区のマリノスタウン
リーグ再開後、7試合で3得点と好調を維持する横浜MのMF斎藤=横浜市西区のマリノスタウン

予想スタメン
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