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「川崎で防衛戦を」 王座奪取に挑む2人 ボクシング・新田ジム

スポーツ | 神奈川新聞 | 2014年6月19日(木) 10:39

孫トレーナー(左)のミットめがけてパンチを打つ西田選手
孫トレーナー(左)のミットめがけてパンチを打つ西田選手

「川崎新田ボクシングジム」(川崎市多摩区)の2選手が7月、相次いでタイトルマッチに挑む。5日は日本ミドル級2位の西田光選手が東洋太平洋、日本のダブルタイトル戦に、18日は日本スーパーバンタム級6位の古橋岳也選手が日本タイトル戦に挑戦。「絶対に勝って、次は川崎で防衛戦を」-。舞台となる東京・後楽園ホールでの死闘に向け、練習にも熱がこもる。

◇「接近戦で持ち味」

蒸し暑さが増す6月中旬の夜。汗の臭いが漂うジムで、西田選手が孫創基トレーナーのミットめがけ、重いパンチを次々と打ち込む。その脇で、古橋選手が悲鳴にも似た声を上げながら、サンドバッグへの連打や腹筋などを織り交ぜた心肺機能を鍛えるトレーニングを重ねていた。

ピーッ。1ラウンドに見立て3分ごとに鳴る機械音が響いた瞬間、あおむけに倒れ込む古橋選手。40秒のインターバルを終え、苦しそうな表情で同じトレーニングを繰り返す。

2人とも同区在住の26歳。それぞれの道を歩んできたが、今はタイトル奪取の目標に向け、前だけを見据えている。

西田選手は甲子園常連校の新潟明訓高野球部出身。もともと格闘技が好きで、日本体育大1年でボクシングを始めた。

大学3年でプロデビュー。ここ4試合は格上を相手に番狂わせを演じており、今ジムの中でも乗りに乗っている選手の一人だ。身長175センチとミドル級では決して長身ではないが、「前に出て接近戦で打つのが持ち味」と話す。

相手は東洋太平洋、日本王者の柴田明雄選手。ロンドン五輪で金メダルを獲得した村田諒太選手のプロデビュー戦の相手だ。昨年夏、スパーリングで拳を合わせた際は自分の距離に持ち込めずパンチが当てられなかったというが、「どれだけ差を詰められたかが楽しみ。勝ってジムに勢いと流れをつくり、古橋選手の試合につなげたい」。

◇「集大成にしたい」

多摩区出身の古橋選手は、市立久地小、稲田中を経て、県立生田東高時代にジムの門をたたいた。持ち前の強靱(きょうじん)なスタミナとスピードを武器に頭角を現し、2008年に全日本新人王を獲得。明るい性格からジムのムードメーカーとしての役割も担う。

順風満帆に見えるボクシング人生だが、競技から離れようとしたこともあった。ことし4月の試合。大差で判定勝ちしたものの、「下から数えた方が早いくらいの出来の悪さだった」。

ジムから足が遠のいた時期もあったが、孫トレーナーから「日本タイトル戦をやらないか」と誘われ、再びリングへ。「本当に感謝している。すべてが吹っ切れた今、心の底からボクシングが楽しい」と話す。

今回リングネームを本名の「大輔」から「岳也」に変更。2人の弟の名前から一文字ずつとった。「心機一転という意味もあるが、今まで兄貴らしいことをしてこなかったから」と照れ笑い。相手は5度目の防衛を狙う大竹秀典選手だが、「これまでの集大成にしたい」と闘志を燃やす。

【神奈川新聞】


“鬼の形相”でサンドバッグにパンチを打ち込む古橋選手
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