
首位を快走する湘南が開幕連勝記録を塗り替えるのか、それとも17位と低迷している横浜FCが5試合ぶりの勝利で意地を見せるか。J2第9節の横浜FC-湘南の「神奈川ダービーマッチ」は26日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われる。両雄の2年ぶりの激突は午後2時にキックオフ。
21年の歴史があるJリーグで成し遂げられていない開幕9連勝。記録更新を狙う湘南は前日の25日、ほどよい緊張感のなかで約1時間、汗を流した。
「自分たちのチームが歴史に名を残せるチャンス」と主将のMF永木。とはいえ、浮かれているそぶりはない。「今は目の前の試合だけに集中したい」と意気込む。
チョウ貴裁監督も「9連勝したからといって優勝して昇格できるわけではない」と言い切る。あくまでも初のリーグ制覇、そして1年でのJ1復帰に照準を合わせている。
横浜FCとは2011、12年で1勝3敗と相性が悪く、敵地ではいずれも1点差で敗れている。指揮官は「力のある選手が多いので、チャレンジャーのつもりでやらないといけない」と警戒を怠らない。永木も「(ここ最近の対戦成績で)少しネガティブな要素はあるけど、ダービーだし、勝たないといけない」と気合を入れる。
一方、ホームで首位を迎え撃つ横浜FCは現在17位。ただ前節は優勝候補の一角、磐田との敵地の一戦でドローに持ち込み、連敗を3で止めた。
PKながら今季から加入のFWホナウドが初ゴールを決めるなど、浮上の兆しを本物にしたいところだ。23日からは今季初めて3日連続の非公開練習を実施。湘南に初黒星を付ける準備を念入りに整えた。
【神奈川新聞】