東京五輪セーリング競技で日本代表に内定している須長由季選手が29日、地元横須賀市の津久井浜海岸で開かれたウインドサーフィンとスタンドアップパドルの体験会で講師を務めた。五輪出場が決まった横須賀唯一の選手で、市体育協会(竹内英明会長)はクラウドファンディング(CF)で寄付を募るなど活躍をサポート。会場でも参加者から激励を受け、応援の輪が市内外に広がっている。
体験会は一般財団法人シティサポートよこすかが主催。同海岸をメイン会場とするウインドサーフィンワールドカップ(W杯)のPRを兼ね開かれ、小学生の親子連れら約40人が参加。須長選手は大きな拍手に笑顔で応え、子どもたちに「よろしく」と自己紹介した。
海の中では、しっかりボードを支えながら「そのバランス! その調子!」と子どもたちを指導。気持ちも体も上手にのせ、「地元の人たちの支えに本当に感謝している。しっかり鍛え五輪を戦い抜きたい」と話していた。