横須賀市の東京湾沿いを駆け抜ける「よこすかシーサイドマラソン」が20日、横須賀新港周辺(同市新港町)を発着点に行われた。約5900人のランナーは暖かな日差しと潮風を受けながら、爽やかな汗を流した。
ことしはハーフマラソンと10キロ、3キロ、1・8キロ(ファミリー)の4部門に、市内外の小学生から80代までが出場。美しい海岸線や猿島、観音崎などの景色を楽しみながら、思い思いにゴールを目指した。
東京電力福島第1原発事故の影響を受けた福島県内の小中学生18人も招待。3キロの部に出場した中学1年生の安濃寛人さん(13)=福島市=は「暖かくて見晴らしがよく、海もきれいだった。福島にはないコースで気持ちよく走ることができた」と話していた。
横須賀青年会議所(JC)と市陸上競技協会の主催でことしで41回目。中学生以上のボランティア約550人が沿道などで大会運営を支え、発着点近くの三笠公園では多彩なステージイベントを開催。婚活イベントを兼ね、男女混合チームが平均タイムを競う「LOVEラン」なども行われた。