
神奈川トヨタ自動車はトヨタのスポーツカー「86(ハチロク)」と同一車型のスバルBRZのみが出場するワンメークレースに今年も参戦する。20日、横浜駅西口のホテルでチーム体制を発表し、2台を投入する今季に向けて、総監督を務める大塚輝一社長は「あらためてトップを狙いたい」と意気込みを語った。
同レースは昨年から始まった。同じ規格の車でプロとアマチュアが腕を競えるため、全7戦で最大92台のエントリーがあった。神奈川トヨタのチームは全戦で決勝に進み、シーズン通算は14位だった。
全10戦で争われる今季は2台で臨み、ドライバーもツーリングカーレース界の第一人者の菊地靖(41)と、若手ナンバーワンの小河諒(22)を起用する。
厚木市出身の菊地が「地元チームで走る夢がかなった。世界一激戦のレース。1年間戦って、ワンツーで終われるように頑張る」といえば、川崎市出身の小河は「昨年から参戦したかった。菊地さんからたくさん吸収しながら、全戦ポールトゥーウインを目指す」と力強く目標を掲げた。
開幕戦は3月29、30日のツインリンクもてぎ、最終戦は11月8、9日の鈴鹿サーキット。富士スピードウェイでも4戦が開催される。
【神奈川新聞】