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ボクシング井上尚が最速王座に挑む、プロ6戦目で4月に世界戦/神奈川

スポーツ | 神奈川新聞 | 2014年2月14日(金) 00:32

ボクシングの大橋ジムは13日、東洋太平洋ライトフライ級王者の井上尚弥が4月6日に東京・大田区総合体育館で、世界ボクシング評議会(WBC)同級王者のアドリアン・エルナンデス(メキシコ)に挑戦すると発表した。井岡一翔(井岡)の7戦目を抜いて日本選手最速となるプロ6戦目での世界王座が懸かる。

20歳の井上は「こんなチャンスはないと思っていた。ボクシング界の記録を塗り替える」と意気込み、ジムの大橋秀行会長は「夢の記録に挑戦する」と述べた。アマチュア7冠の井上は2012年10月にプロデビュー。4戦目で日本王座、5戦目で東洋太平洋王座を獲得し、5戦全勝(4KO)。

同日はダブル世界戦として、WBCフライ級チャンピオン、八重樫東の3度目の防衛戦も行われる。オディロン・サレタ(メキシコ)の挑戦を受ける30歳の八重樫は「必ず勝って次につなげたい」と話した。

「記録はそんなに意識していなかった」。語り口調は変わらず平然としているが、気持ちの高ぶりは抑えきれない。井上尚に用意されたのは、日本史上最速6戦目での世界王者のチャンス。二十歳の怪物が日本ボクシングの歴史を塗り替えるときをついに迎える。

幼いころから目指してきた夢への戦い。「試合が楽しみ。今は不安と自信が半分半分だけど、不安があるから集中して練習できる」。相手は32戦29勝(18KO)のエルナンデス。「なめてくるかもしれませんね」と笑いながらも「スピードも技術も自分の方が上」と全く臆していない。

史上最速が懸かる一戦は、決してロマンチックな話ではない。プロ7戦目での世界奪取に失敗した大橋会長は「私たちの半世紀以上の夢を懸けた挑戦。ロマンがある」と言うが、井上はあくまでリアルと捉える。夢と口にしたその会長でさえ、井上の挑戦について「狙ったわけではなく必然」と言い切る。

東洋太平洋のタイトルを獲ったプロ第5戦で見せた5回TKO勝ちも一つの根拠だ。二人三脚で歩んできた父、トレーナーの真吾さん(42)も太鼓判を押す。「ミット打ちやスパーリングでも高い意識で動けている。勝ち目がなければゴーサインは出さない。今でも十分に戦えるが、さらに2カ月もある」

とはいえ、気は緩めていない。「相手はキャリアがある。接近戦に持ち込まれないように距離を保ってチャンスが来たときに仕留めたい」。自らの戦術を貫けば、その先に栄冠があると信じている。

今後は走り込みを中心に、課題のスタミナ面の強化に取り組む。WBCのベルトが「一番かっこいいと思っていた」という20歳は、同日にプロ2戦目に臨む弟の拓真から「一発で獲ってほしい」とエールを送られ、勝ち気な表情で応えた。「必ず王者になる。世界王者にふさわしいような勝ち方で」

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