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川崎:今季活動終了、「風間流」完成目前

スポーツ | 神奈川新聞 | 2013年12月24日(火) 23:35

J1川崎は、リーグ指折りの攻撃的なサッカーを繰り広げながら今季も無冠に終わった。それでも開幕から6戦勝ちなしの低迷期を脱し、最終節に逆転で3位に浮上。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を獲得したのは大きな収穫といえる。2年目の風間監督が率いた激動の1年間を総括する。

■抜群の攻撃力

リーグトップの座こそ浦和(66得点)に譲ったものの、今季積み上げたゴールは65。攻撃的なスタイルがクラブに息づいていることを証明したシーズンだった。長短のパスをつなぎ、全体で敵陣に迫る風間流は完成形に近づいている。

12月7日の最終節横浜M戦は典型だろう。スコアは1-0だが、堅守の横浜Mにボールを奪わせない。GKからつなぎ、中盤も相手の重圧をいなしながら、チャンスを紡ぎ出していた。開幕で出遅れても守りに入らず、ぶれずに戦った成果に、キャプテンの中村は「チームとして蓄積されたものは間違いない。一人一人がやるべきこと、チームとしての形はできた」と強調する。

その風間サッカーにはまり、得点王に輝いたFW大久保は、昨季4得点から26得点に増産した理由をこう明かす。「ここに来れば、と思うところにパスが来る。だから仲間を信じて、自分も繰り返し走れる」。希代のパサー中村、個で打開できるMFレナトらの助けも借り、初の個人タイトルを手にした。

■故障者が続出

けが人が続出した影響は大きかった。

今季は風間監督の右腕として西本トレーニングコーチを招いたが、開幕早々にDF井川がけがで離脱。DF小宮山、FW矢島、MF稲本らも次々とピッチを後にし、5月には西本コーチがクラブを去った。

風間監督の就任以来、練習前の全員でのウオーミングアップを廃止。個々にクラブハウスで体を動かしたり、早めにグラウンドに出て汗を流したり-。工夫を凝らしてはきたが、けが人は一向に減らなかった。

クラブスタッフの一人は「選手それぞれの自己管理も必要だけど、気温や体調、状況に応じた練習メニューも組まないといけない」という。12月22日の天皇杯準々決勝、鳥栖戦に故障で出られなかった主力は実にレナトら5人。これが今季ラストゲームとなった。

■初タイトルへ

風間監督にとって3年目の来季は、クラブに初のタイトルをもたらすことが使命。フロントもそれを認識している。

高卒の新人選手の獲得を見送り、即戦力としてMF谷口(筑波大)とMF可児(阪南大)の加入が内定。庄子強化本部長は「来年は育てることよりも結果を求める。全員が戦力になり得るチームを編成する」と鼻息を荒くする。もちろん新たなトレーニングコーチの獲得も視野に入れる。

風間監督も結果が求められているのは百も承知だ。「アジアを驚かせるようなサッカーがしたい。それができる選手もそろっている。普通では見られないものを、見せるのがプロ。勝つサイクルもできている」。内容と結果を追求する「勝負の時」を迎える。

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