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県中学陸上:女子100障害で鴨林(上菅田)県中学新V、男女総合は田奈が8連覇達成

スポーツ | 神奈川新聞 | 2013年10月7日(月) 00:40

第47回県中学総合体育大会陸上競技兼第66回県中学陸上大会が6日、ShonanBMWスタジアム平塚で男女計25種目の決勝などが行われ、女子100メートル障害の鴨林楓奈(上菅田)が県中学新記録となる13秒91で優勝した。男子低学年400メートルリレーでも西中原(飯島、浅井、水澤、青木)が46秒06の県中学記録で制覇。同3000メートルでは松村翔太郎(大磯)が8分42秒49の大会新記録で優勝した。

女子四種競技は高橋満南(田奈)が3066点で県中学記録を塗り替え、男子800メートルは渡部侑輝(宮前平)が1分57秒81でそれぞれ制し、2人は年間を通じて記録、成績ともに活躍した選手に贈られる最優秀選手表彰を受けた。

学校対抗の男子は西中原、女子は田奈が頂点に立ち、男女総合は田奈が8連覇を達成した。

鴨林(上菅田)、努力結実にうれし涙

悔し涙をうれし涙に変えて見せた。女子100メートル障害決勝。鴨林(上菅田)は県中学記録を0秒12更新する13秒91をマークし、「夢みたい」とむせび泣いた。

ハードルはもはや加速装置だ。スタートからトップに立ち、鋭い抜き足で跳ぶごとにぐんぐんスピードに乗った。10台の障害を前にしても軸はぶれず、2位に0・5秒以上の大差をつけた。

「思い出して泣いちゃった」。涙の理由は、8月下旬の全国中学大会(全中)。3位との差は100分の1秒で表彰台に及ばず。悔し涙が止まらなかった。

「絶対に結果を残してやる」。全中を終えてから本来のハードルの間隔からもう50センチ伸ばしてひたすら走り込み、得意のハードリングをさらに磨いた。大会1週間前から間隔を戻すと、面白いようにタイムは縮んだ。ぶっちぎりの優勝と好タイムには気持ちを切らさずに重ねた努力があった。

「靴下を左右で履き間違えるんです」とお茶目に笑う3年生だが、いざ競技が始まるとスイッチを入れる。「誰にも負けたくない」。きりりとしたまなざしで、ゴールだけを見据える。

県中学新記録は、今季の中学日本ランクで2位にあたる。今月下旬のジュニアオリンピックで狙うはもちろん「表彰台」。そのまなざしに、もうスイッチが入った。

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