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東京国体:柔道少年男子が9度目頂点、黒星ない完全勝利

スポーツ | 神奈川新聞 | 2013年10月7日(月) 00:23

国民体育大会「スポーツ祭東京2013」第9日は6日、東京都内各地(一部埼玉県)で行われ、神奈川勢は、柔道の少年男子が2年ぶり9度目の頂点に立った。ライフル射撃の成年女子エアピストルは吉本桂子(フリー)が192・1点の大会新記録で優勝した。

陸上は少年男子B110メートル障害で金井直(橘高)が初制覇。走り高跳びでは成年男子、少年男子共通で高張広海(日立ICT)と稱原慎平(橘高)がそれぞれ2位に食い込んだ。

このほか、山岳の成年男子リードとボルダリングの2種目で新田龍海(早大)山内誠(神奈川大)組が3位入賞。馬術の少年自由演技馬場馬術で清水晶子(広尾学園高)も3位に入った。ライフル射撃の成年男子50メートルライフル膝射(20発)で、平沢卓也(野村証券)が189点で3位だった。

精鋭をまとめた高橋洋樹監督(41)の声が弾むのも無理はない。柔道の少年男子で神奈川が2年ぶり9度目の制覇。「取るべきところを取って、止めるべきところを止める。快勝だった」

千葉との決勝で、流れを呼んだのは66キロ級の次(じ)鋒(ほう)込山だった。左膝靱帯(じんたい)損傷でことしをほぼ棒に振った2年生は気合が違う。1階級重い相手でもひるまず得意の背負い投げを次々と繰り出した。

「一本を取る柔道を貫けた」。有効と指導2回を引き出し、全国高校総体81キロ級王者で主将の中堅尾方につないだ。

後輩の奮闘を目の前で見たキャプテンは燃えていた。開始わずか30秒。同90キロ級で優勝していた前田から「見ている人たちも鳥肌が立ったんじゃないか」と監督が絶賛した内股で一本勝ちした。

「びっくり。普段通り積極的に動いて仕掛けたのが良かった」。本人も驚きとともに自賛した。

副将春日が引き分けた時点で勝負あり。2人のポイントゲッターの働きももちろんだが、この日の3試合で5人全員が一つの黒星も喫しない完全勝利を収めた。昨年は4連覇を阻まれた神奈川の伝統が息づく種目で、5人が再び歴史を動かした。

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